ぶるずあい

腐れ学生のブログ

恨みつらみ

新田さんのライブまで、あと2日となった。

新田恵海さんについては詳しく書く必要も無いかもしれない。今となっては完全に悪い意味で名が通ってしまっている。彼女は声優であり、歌手でもあり、声優ユニットμ'sのセンターであり、何よりもぼくが初めて「この人を応援していこう」と本気で心から思った声優アーティストであった。

新田さんを知ったきっかけは勿論ラブライブ!だった。それも当たり前で新田さんは、はっきり言ってラブライブ!(μ's)以外ではパッとした声優の仕事は無かった。と思う。

それでも歌は上手く、本人も「歌う事が大好き」とラジオ等で何度も発言しており、音大を卒業してるということもあって実力派ではあると思う。(ソロ活動もアイドル寄りの売り方をしていたが)

 

ラブライブ!のニコ生配信では初期の頃からパーソナリティとして出演しており、μ'sのメンバーの中ではファンの目に触れる事が最も多かった人であると思われる。割と遅くからラブライブ!のファンになった自分としても、過去のニコ生映像を観て、当時の最新のニコ生配信も観てと、やはり新田さんの映像や、話に触れる事が多かった。

そして個人的には新田さんの見た目が好きだった。今でこそ散々な言われようではあるが、ぼくには低めの身長、ふくよかな体系、何より眩しい笑顔がどストライクだった。自分で書いてて気持ち悪いなこの文章。その時までアイドル(声優)のファンになったことは無く、不可解な、だが熱い感情が芽生えていた。今思えば新田さんを好きになった事でラブライブ!熱が加速度的に上昇していったのだろう。そうとしか思えない。キャラクターとキャストを同一視させ、リンクさせる。その売り方にぼくは、まんまと引っかかったのだった。

 

アイドルに関する永遠のテーマなのかもしれないが、「ファン」になることは淡い(人によっては濃い)恋愛感情の一種なのだろうか?難しい話ではある。自分はどうだったのだろう?確かに、ある種の恋愛感情のようなものだったのかもしれない。それでも「性的に魅力的だから」といった下卑た感情ではなく、臭過ぎて嗤われるかもしれないが「頑張っている姿が見たい」「歌っている彼女を応援したい」という純真な気持ちが強かった。これだけは本当だった。

 AV騒動の後、とある飲みの席で新田さんの話題になった時、場を和ませようと冗談で言ったのかもしれないが「好きな声優の裸とSEXが見れんたんでしょ?喜べば良いじゃん!」と言われた事があった。最初は何を言われたのか良く理解してなかった。「どういう意味なのだろう?」と一瞬考え、ほんとにその言葉通りの意味であると気付くのにたっぷり3分はかかった。自分には新田さんのあられもない姿を妄想した事は一度も無かった。

 

ぼくはアイドル声優のファンになるにはある意味ピュア過ぎたのかもしれない。そして新田さんと言う個人に、あまりにも清廉潔白なイメージを抱いていた。「裏切られた」という感情が全くなかった訳ではない。でもそれより、「勝手な夢を見ていた」自分が何よりも愚かしくて、情けなかった。

 

夢を見るのは勝手だが、誰もその責任を取れない。自分の中で未だに認めがたい事実に、自分自身で決着を付ける必要がある。自分で夢を見たのだから、自分でその夢を終わらせなくてはいけないのだと思う。

新田さんのアルバム「EMUSIC」を聴きながら、このブログを書いていた。良い曲ぞろいのアルバムで「WONDER!SHUTTER LOVE」が特に好きな曲だ。2日後の新田さんのライブ、大成功とまではいかなくても、良いものになって欲しい。なんとなくそう思った。